ESP32を用いてIR赤外線センサでエアコンの自動制御を実現しました。そのやり方について紹介したいと思います。
この記事を読むことで、人気のWifi, Bluetooth搭載マイコン、ESP32でエアコンの自動制御が実装できるようになります。
この記事での実装自体は以下の記事を基本的に引用することで実現できました。先人の知恵には本当に感謝しています。次回の記事で、温湿度センサを組み合わせたエアコンの自動制御を実現しようと思っていますので、今回はその前段として、紹介します。
ESP32, 赤外線センサの簡単な説明
ESP32
ESP32の大きな特徴はWifi, Bluetoothを搭載しているところです。そのうえでArduinoよりも安価に購入でき、ArduinoコードやC++などいくつかの言語の互換性があります。そのため、1つのマイコンでいろいろなことを試したい方には大変おすすめなマイコンです。
赤外線センサ
実験構成
- ESP32
- IR LED
- IR Receiver
- N-ch MOSFET
- 抵抗
- ジャンパ線多数
ESP32、IR LED、IR Receiverは上記のものを使用しています。
N-ch MOSFETは以下のものを、抵抗は私は47Ωのものと、10kΩを使用しましたが、以下のような抵抗セットを持っておくといろいろ使いやすくていいと思います。
N-ch MOSFET
抵抗セット
ジャンパ線は何を使用してもいいですが、一応リンクを張っておきます。(メスメスのみで配線可能です)
実験
ESP32のセットアップや自動書き込み機能の実装に関してはこちらの記事を参考にしてください。
配線
まず送信用の配線は以下のようにします。
次に受信用の配線は以下のようにします。
配線ができるとそれぞれ以下のような画像のようになります。
実行コード
まずはリモコンからエアコンへ送る信号を以下のコマンドで取得します。
次にIR LEDからエアコンへ信号を送ります。を以下のコマンドで取得します。
これを使って温湿度センサでエアコンを制御できるように今後実装進めていきます。
まとめ
今回は、ESP32でエアコンを自動制御するための方法とそのコードを紹介しました。一旦時間で交互にON/OFFする制御を入れています。remote control addressに関しては自身のものを使用してください。 (IR Readerで取得できます。)