3人と1匹の日常とモノづくりブログ

興味のあるものをとりあえず動かしてみた、実装してみたシリーズをガンガン上げていきたいと思います。あくまでも自身の備忘録としてですが、誰かの助けになったらうれしいです。

【低価格マイコン】【実装】Arduino NanoでLCD (1602)を動かす

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 Arduino Nanoを用いてLCDディスプレイを実装したので、そのやり方について紹介したいと思います。

この記事を読むことで、超安価なマイコンであるArduino NanoでLCDディスプレイが実装できるようになります。

LCDディスプレイを動かせることで、センサのデータから文字表示まで広い範囲での使用が可能となります。これにより、自作IoT機器やロボットがより華やかになること間違いなしです!

 

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Arduino Nano, LCDディスプレイの簡単な説明

Arduino Nano

Arduino Nanoは超安価で購入ができるマイコンで、電気やプログラミングの深い知識を持っていない電子工作初心者でも扱いやすい、オープンソースマイコンです。

Arduinoと比較すると、性能は劣るものの、安価で広い用途で使用可能なので初心者に適しています。

ちなみに、上記が純正品ですが、互換品である以下も性能面では変わらないので強いこだわりがない限りは、互換品の方がおすすめです。

OLED

LCDは世間でいうところの液晶ディスプレイです。テレビでおなじみのこのディスプレイは安価できれいな表示が可能です。さらに高性能なディスプレイとしてOLEDがありますが、今回は安価で画面を作れることに重点を置きたいと思います。
これがあることでセンサ情報に対して、視覚的にわかりやすい情報を提示できるようになります。これの真骨頂はセンサと組み合わせなどで実現できますので、その記事も今後書きます。
また、今回のLCDディスプレイを簡単に使用するために、シリアル変換器を用意する必要があります。

実験構成

 今回の実験に使用する部品は以下のものです。
  • Arduino Nano
  • LCDディスプレイ (1602)
  • LCDシリアル変換器
  • ジャンパ線多数

Arduino Nano、LCDシリアル変換器、LCDディスプレイは上記のものを使用しています。

 

ジャンパ線は何を使用してもいいですが、一応リンクを張っておきます。(メスメスのみで配線可能です)

実験

配線

まず配線は以下のようにします。

f:id:bamboomush:20210117192130p:plain

配線ができると以下のような画像のようになります。

f:id:bamboomush:20210117192148j:plain

実行コード

ここまで出来たら以下のコードを実行することで動作確認ができます。

/*********
  Rui Santos
  Complete project details at https://randomnerdtutorials.com  
*********/

#include <LiquidCrystal_I2C.h>

// set the LCD number of columns and rows
int lcdColumns = 16;
int lcdRows = 2;

// set LCD address, number of columns and rows
// if you don't know your display address, run an I2C scanner sketch
LiquidCrystal_I2C lcd(0x27, lcdColumns, lcdRows);  

void setup(){
  // initialize LCD
  lcd.init();
  // turn on LCD backlight                      
  lcd.backlight();
}

void loop(){
  // set cursor to first column, first row
  lcd.setCursor(0, 0);
  // print message
  lcd.print("Hello, World!");
  delay(1000);
  // clears the display to print new message
  lcd.clear();
  // set cursor to first column, second row
  lcd.setCursor(0,1);
  lcd.print("Hello, World!");
  delay(1000);
  lcd.clear(); 
}

上記のソースコードでは、"Hello World"を表示しています。実際には、ここにセンサ情報を出力したいです。

まとめ

今回は、Arduino NanoでLCDを動かすために必要なものの紹介と、サンプルプログラムの紹介をしました。