Arduino Nanoを用いて土壌センサを実装したので、そのやり方について紹介したいと思います。
この記事を読むことで、安価なマイコンであるArduino Nanoで土壌センサが実装できるようになります。
土壌センサは環境センサの一種で、土壌水分含有量を検出することができます。内部的には、湿度センサに近いもののようです。
これの使い道としては、例えば、家庭菜園の際の土壌の水分含有量を把握することにより、自動で水やりをするようなシステムの構築もすることができると思います。
Youtude
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Arduino Nano, YL-69の簡単な説明
Arduino Nano
Arduino Nanoは超安価で購入ができるマイコンで、電気やプログラミングの深い知識を持っていない電子工作初心者でも扱いやすい、オープンソースマイコンです。
Arduinoと比較すると、性能は劣るものの、安価で広い用途で使用可能なので初心者に適しています。
ちなみに、上記が純正品ですが、互換品である以下も性能面では変わらないので強いこだわりがない限りは、互換品の方がおすすめです。
土壌センサ (YL-69)
土壌センサは上述した通り、土壌の水分含有量をセンシングできます。使い道は限られていますが、その使い道によってはこれ単体でも十分に機能を果たせるかと思います。また、これに加えてLCDディスプレイを使うだけでもかなり完成度の高いものが作れるかと思います。
実験構成
- Arduino Nano
- 土壌センサ (YL-69)
- ジャンパ線多数
Arduino Nano、土壌センサは上記のものを使用しています。
ジャンパ線は何を使用してもいいですが、一応リンクを張っておきます。
実験
配線
まず配線は以下のようにします。
配線ができると以下のような画像のようになります。
実行コード
ここまで出来たら以下のコードを実行することで動作確認ができます。
今回は土壌センサの数値をシリアルモニタで確認できるようにしています。
これらの値を使うことで家庭菜園用のIoT機器を製作できるようになると思います。
まとめ
今回は、Arduino Nanoで土壌センサを動かすために必要なものの紹介と、サンプルプログラムの紹介をしました。