3人と1匹の日常とモノづくりブログ

興味のあるものをとりあえず動かしてみた、実装してみたシリーズをガンガン上げていきたいと思います。あくまでも自身の備忘録としてですが、誰かの助けになったらうれしいです。

【Wifi , Bluetooth搭載マイコン】【実装】ESP32で皮膚電位センサ (cjmcu-6701)を動かす

f:id:bamboomush:20210306000238p:plain
 ESP32を用いて皮膚電位センサを実装したので、そのやり方について紹介したいと思います。

この記事を読むことで、話題のマイコンであるESP32で皮膚電位センサが実装できるようになります。

生体センサはロボット開発にはあまり有用性はないかもしれませんが、以前実装した環境センサと組み合わせることでIoTとしてはかなり重要な役割を果たすと思います。今回の皮膚電位センサは発汗の観測などができるため、うそ発見器に使われることが多いようです。

 

Youtube

youtu.be

 

Arduino Nano版はこちら


 

◆ESP32関係の実装記事◆ 
  • DCモータ実装

www.takeshi-1222.com

  • サーボモータ実装

www.takeshi-1222.com

  • 無線書き込み実装

www.takeshi-1222.com

  • Webサーバー実装

www.takeshi-1222.com

  • OLED実装

www.takeshi-1222.com

  • 超音波センサ実装

www.takeshi-1222.com

  • LCDディスプレイ実装

www.takeshi-1222.com

  • 温湿度センサ (安価)

www.takeshi-1222.com

  • 温湿度センサ (ハイスペック)

www.takeshi-1222.com

  • 温湿度センサ (複数)

www.takeshi-1222.com

  • CO2センサ

www.takeshi-1222.com

 

ESP32, cjmcu-6701の簡単な説明

ESP32

ESP32の大きな特徴はWifi, Bluetoothを搭載しているところです。そのうえでArduinoよりも安価に購入でき、ArduinoコードやC++などいくつかの言語の互換性があります。そのため、1つのマイコンでいろいろなことを試したい方には大変おすすめなマイコンです。

皮膚電位センサ (cjmcu-6701)

皮膚電位センサは皮膚の抵抗を測ることで発汗時とそうでないときの差異を出すことできます。生体情報のセンシングはかなり難しく、このセンサ単体で出来ることは限られています。なので、これに加えて環境センサやほかの生体センサを使うことを強くお勧めします。

実験構成

 今回の実験に使用する部品は以下のものです。
  • ESP32
  • 皮膚電位センサ (cjmcu-6701)
  • ジャンパ線多数

ESP32、皮膚電位センサは上記のものを使用しています。

 

ジャンパ線は何を使用してもいいですが、一応リンクを張っておきます。

実験

配線

まず配線は以下のようにします。

f:id:bamboomush:20210306000506p:plain


配線ができると以下のような画像のようになります。

f:id:bamboomush:20210306000550j:plain

実行コード

ここまで出来たら以下のコードを実行することで動作確認ができます。

#include <SPI.h>

const int GSR=A0; //
int sensorValue=0; //
int gsr_average=0; //

   void setup(){
 Serial.begin(9600);
}
 void loop(){
 long sum=0;
 for(int i=0;i<10;i++)
 {
   sensorValue=analogRead(GSR);
  sum += sensorValue;
   delay(5);  }
  gsr_average = sum/10;
 Serial.println(gsr_average);
}

今回は皮膚電位センサの数値をシリアルモニタで確認できるようにしています。

動画にもあるようにウェットティッシュで手を湿らせると数値が上がります。発汗時も同様の挙動をするのでしょう。
これらの値とほかのセンサを組み合わせることで、いろんなIoT機器を製作できるようになります。

まとめ

今回は、ESP32で皮膚電位センサを動かすために必要なものの紹介と、サンプルプログラムの紹介をしました。