Arduino Nanoを用いて皮膚電位センサを実装したので、そのやり方について紹介したいと思います。
この記事を読むことで、安価なマイコンであるArduino Nanoで皮膚電位センサが実装できるようになります。
生体センサはロボット開発にはあまり有用性はないかもしれませんが、以前実装した環境センサと組み合わせることでIoTとしてはかなり重要な役割を果たすと思います。今回の皮膚電位センサは発汗の観測などができるため、うそ発見器に使われることが多いようです。
Youtude
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Arduino Nano, cjmcu-6701の簡単な説明
Arduino Nano
Arduino Nanoは超安価で購入ができるマイコンで、電気やプログラミングの深い知識を持っていない電子工作初心者でも扱いやすい、オープンソースマイコンです。
Arduinoと比較すると、性能は劣るものの、安価で広い用途で使用可能なので初心者に適しています。
ちなみに、上記が純正品ですが、互換品である以下も性能面では変わらないので強いこだわりがない限りは、互換品の方がおすすめです。
皮膚電位センサ (cjmcu-6701)
皮膚電位センサは皮膚の抵抗を測ることで発汗時とそうでないときの差異を出すことできます。生体情報のセンシングはかなり難しく、このセンサ単体で出来ることは限られています。なので、これに加えて環境センサやほかの生体センサを使うことを強くお勧めします。
実験構成
- Arduino Nano
- 皮膚電位センサ (cjmcu-6701)
- ジャンパ線多数
Arduino Nano、皮膚電位センサは上記のものを使用しています。
ジャンパ線は何を使用してもいいですが、一応リンクを張っておきます。
実験
配線
まず配線は以下のようにします。
配線ができると以下のような画像のようになります。
実行コード
ここまで出来たら以下のコードを実行することで動作確認ができます。
今回は皮膚電位センサの数値をシリアルモニタで確認できるようにしています。
動画にもあるようにウェットティッシュで手を湿らせると数値が上がります。発汗時も同様の挙動をするのでしょう。
これらの値とほかのセンサを組み合わせることで、いろんなIoT機器を製作できるようになります。
まとめ
今回は、Arduino Nanoで皮膚電位センサを動かすために必要なものの紹介と、サンプルプログラムの紹介をしました。