Arduino Nanoを用いてロータリエンコーダを実装したので、そのやり方について紹介したいと思います。
この記事を読むことで、安価なマイコンであるArduino Nanoでロータリエンコーダが実装できるようになります。
ロータリエンコーダは本当に多くの電子製品に搭載されています。アンプのような音響機器の音量調節や、グリルのタイマ部分などに使用されており、ロボット開発としても、活用方法は数多くあります。
Youtude
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Arduino Nano, EC11の簡単な説明
Arduino Nano
Arduino Nanoは超安価で購入ができるマイコンで、電気やプログラミングの深い知識を持っていない電子工作初心者でも扱いやすい、オープンソースマイコンです。
Arduinoと比較すると、性能は劣るものの、安価で広い用途で使用可能なので初心者に適しています。
ちなみに、上記が純正品ですが、互換品である以下も性能面では変わらないので強いこだわりがない限りは、互換品の方がおすすめです。
ロータリエンコーダ (EC11)
今回使用する安価なロータリエンコーダは分解能が荒く、モータの制御等には向かないですが、一方で構造上動かすのが容易です。逆に分解能が細かくロボット制御に向いているエンコーダもございますので今後はそれも動かしていこうと思います。
実験構成
- Arduino Nano
- ロータリエンコーダ (EC11)
- ジャンパ線多数
Arduino Nano、ロータリエンコーダは上記のものを使用しています。
ジャンパ線は何を使用してもいいですが、一応リンクを張っておきます。
実験
配線
まず配線は以下のようにします。
配線ができると以下のような画像のようになります。
実行コード
ここまで出来たら以下のコードを実行することで動作確認ができます。
今回はロータリエンコーダの数値をシリアルモニタで確認できるようにしています。
値を角度に変換していないので分解能の異なるエンコーダにも応用できるかと思います。
まとめ
今回は、Arduino Nanoでロータリエンコーダを動かすために必要なものの紹介と、サンプルプログラムの紹介をしました。